昔々、あるところにおじいさんとおじいさんが住んでいました。
山に仕掛けておいた狩猟用の罠を見に行くとそこには大きな狸が・・・
その後おじいさんは狸を連れて帰り、狸を食べようとしました。
(こんな目に遭わせた挙句、俺を食うなんて・・・!)
怒った狸はおじいさんが畑仕事に行ったときに、こっそりと縄から抜け出して、おばあさんを殺してしまいました。
狸は術を使って殺したおばあさんに化けると、おじいさんが帰ってくるのを待ちました。
日が暮れると、おじいさんが畑仕事から帰ってきました。
おじいさんは狸汁を楽しみにしていたようです。
とても美味しそうに食べています。
その材料がおばあさんであるとも知らずに。
食べた後疲れていたのか、そのまま寝てしまいました。
それを見ていたおばあさんはにやりと笑いました。
次の日、起きだしたおじいさんは囲炉裏のそばに積まれた人骨を見つけました。
そこで初めて自分はとんでもない事をしたと悟ったのです。
狸は笑い声を上げながら去っていき、そしておじいさんは声をあげて泣き出しました。
その泣き声があまりにもすごいので、NOVAウサギが心配になっておじいさんのもとへやってきました。
いえね、ぶっちゃけ狸を食べようとしたおじいさんとおばあさんが悪いと思うんですよね。
二人が食べようとさえしなければおばあさんは殺される事も無かったんですから。
ちなみに元ネタの最後のセリフ。
「ばかな狸だ!泥の舟が浮いてられるわけがないだろう!」
「お前はこのまま湖に沈んで、おじいさんとおばあさんにしたことを死んで詫びるんだ!」
「謀ったな!?謀ったな、兎!」
「君がいけないのだよ……」
なんだかなぁ。
謀ったな、兎!